食中毒について
2022年09月1日
こんにちは。管理栄養士の熊川です。
まだ暑さも続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
楽しかった夏休みもあっという間に終わり、新たに新学期が始まります。
朝晩の気温差も生まれてくる頃です。体調に気をつけながら過ごしていきましょう!
今月のテーマは食中毒です。
食中毒というと梅雨や夏頃をイメージしますが、実は秋も要注意です。
その理由として、
①夏バテをして免疫力が低下
②1日の気温差が大きく、体調を崩しやすい
という点があります。
特に子供の場合、大人と比べて免疫・消化機能が十分でないため、更に注意が必要です。
食中毒を予防するための4つのポイントを紹介します。
①手指、また食材をよく洗い食中毒の原因菌をつけない
②料理を作ったまま放置せず食中毒菌を増やさない
③よく加熱処理をして食中毒菌をやっつける
これらはよく言われている3つの原則です。
これらにに加え、歯科的な目線で見ると
④よく噛むこと
も食中毒の予防には大切です。
よく噛んで食べ物を細かくすることで胃液(※1)が食べ物に触れる面積が広がり、細菌が腸に届いてしまう前にやっつけることができます。
胃液だけでなく、唾液(※2)にも殺菌作用があります。日頃からよく噛むことを習慣づけましょう。
※1 胃液は強酸性のため、ほとんどの菌が死滅する。
※2 唾液に含まれる酵素による。